先日、西部福祉センターに行ってきました。
あまりみなさん聞きなれない施設名かもしれませんが静岡県の出先機関であり西部地区の福祉・医療・環境、そして児童相談所があります。
私が特にお話を伺いたかったのが児童相談所。
児童相談所は色々な事情(父母の家出、死亡、離婚、入院などによる養育困難等)や虐待などで親御さんとは一緒にいれない子供たちの対応などしてくださっているところです。
実際子供たちの対応をしてくださっている職員さんにお忙しい中お話を聞かせていただきました。
課題はたくさんありますが、
・保護された子供たちが一時的にいれる施設が西部児童相談所にはありません。今は遠い施設を使っていたりするそうです。普通は一時的にその施設にいてもらってそのあと児童養護施設や里親さんのところへ行きます。
・児童養護施設は基本、高校卒業でと同時に施設をでないといけませんがその子達が住んだり、親代わりの相談を受けることができる制度や施設の整備がありません。(民間で対応してくださっているところはありますが行政の補助等はありません。)
・児童相談所や精神異常が疑われる方の対応は24時間体制ですが、職員の配置は特に夜勤の方がいるわけでもなく昼間働いている職員さんが体を酷使して対応してくださっています。早急な人員補 充が必要です。
等々問題山積みですがなかなか問題視されません。こういった本当に必要なところにお金がいかず、無駄なところにお金が使われています。
そして別の日に県西部のある児童養護施設へいってきました。児童養護施設は先日のタイガーマスク事件で名前はみなさんの耳に入ったと思いますがまだまだ障害者の方の施設と混同されているのが実情です。
そこでも
・ほかの自治体では子供5人に対して先生が1人いる自治体があるのに対して静岡は6人に1人。
親代わりなのに人員不足で対応ができてないそうです。
・施設の方からみても高校卒業してからの施設は本当に必要性を感じるそうです。
・大学や専門学校に行きたくても金銭的に厳しくてあきらめてしまう子が多いので補助が必要。
など問題は多々あります。
しかし先生方の誠心誠意尽くした子供たちへの応対は頭が下がります。
また子供たちも年上の子が小さい子の面倒をみてあげてたりもします。
親御さんと暮らせない子供たちは自ら望んで施設にいるわけではありません。
なるべく親御さんのいる家庭に近い状態で生活してもらうことは私たち大人の義務ではないでしょうか。
こういった施設は後援会員を募っています
個人会員は年額2000円くらいのところが多いです。
是非ご協力ください。
詳しくは田内までお願いします。