県議会には分野ごとに常任委員会というものが置かれています。
私が所属している厚生委員会は私が取り組みたい病院を含めた医療、子育て支援、介護等を担当するところです。
その場で私たち議員は県職員の方々に質問や要望というかたちで、議員が求められている行政に対する監視・提案をしていきます。
今日と明日の2日間の予定ですが私は本日質問と要望を出させていただきました。
是非実現したかった子供の医療費助成と精神障害者1級医療費助成は委員会の前に来年度実現予定との方針が示されたので委員会ではとりあげませんでした。
子供の医療費助成と精神障害者1級医療費助成は私に限らず各議員さんや市町が要望していたので一安心です。
ブログにはそぐわないかもしれませんが私の質問と県の回答(要点だけ)を掲載させていただきます。
1問目(今回の9月補正予算対象の事業です)
補正予算案の母子寡婦福祉資金等未収金対策事業費について伺います。 未納者の方々は金銭に苦労している場合や何か精神的に問題を抱えているケースもあると思います。業務の中に困っている方を市町の生活保護担当等につなぐ役割も組み込むと助かる方もでてくると思いますが答弁をお願いします。
県の回答
母子家庭においては違う事業で市町が訪問等行っているのでそちらのほうでフォローできるようにする。
2問目
県内病院における医師確保のためには指導医の先生にスキルアップしていただき、その先生を求めて研修医が来る事が必要です。 私がいくつか伺った病院からも指導医に対する助成が必要との声が大きいですが県の姿勢を答弁お願いします。
県の回答
今年度中に実現する予定です。
3問目に移ります。
災害時の医療対策について伺います。 災害時の医療対策は県全体で考える必要があるものと、例えば1つの災害拠点病院がつぶれてしまった時の対応など西部中部東部と分けて考えたほうがいいものがあるというお話をある病院からいただいたのですが、そのご意見に対しての考えをご答弁お願いします。
県の回答
病院の意向を伺って、必要なら検討する。
4問目
7月8月9月に行われた自動車業界の土日就業対応の保育園に対する県単独の助成の検討はありますでしょうか? 答弁お願いします。
県の回答
県単独の助成はありません。
私の要望
国の動きを待っているのではなく県独自で動くべきです。
5問目 。 先日の中澤議員の一般質問に対する答弁で精神疾患に対する医療費の助成の予定が示されました。 この問題はぜひこの委員会でと取り上げたいと思っていましたので答弁を聞いて安心いたしました。当局の取り組みに頭が下がります。
私の知り合いにも精神疾患で入院の必要があるにも関わらず入院費の負担が重すぎて退院しなければいけなくなった方がいますが、多くの方が救われるはずです。 私も先日聖隷三方原病院の精神科病棟に伺い精神障害について色々ご教授いただき又、精神と身体の合併症に対応できる病院が少ないために東部から介護タクシー等で聖隷三方原病院に来る患者さんは交通費がとても負担になるので是非助けて欲しいというご要望も頂いてきました。是非検討をお願いします。
また1級だけでなく2級も助成の対象にする必要があると思いますが答弁お願いします。
県の回答
来年度以降に検討しますが来年度分は1級のみ。
6問目
自殺対策について伺います。 法テラスと精神科医の連携は非常に期待ができますが、精神科医と行政の連携も進める必要があります。 例えば香川県で行なっている、精神疾患の患者さんの退院が近づいた段階で病院側が精神保健センターについて説明をし、患者さんが希望すればセンターに連絡が入り相談を開始する事業は有効かと考えます。
県の所見をお願いします。
県の回答
精神科と行政の連携はどのような形が好ましいか考えます。
7問目
いのちの電話について伺います。
先日浜松いのちの電話に伺いました。 ボランティアの方々が研修費用3万から5万円を自己負担している現状があります。 補助による短期ではなく長期的な支援と補助金の増額が必要と思われますが答弁お願いします。 いのちの電話は精神科のお医者さんではカバーできない、ひたすら話を聞いて欲しい自殺願望の方や精神に危機を抱いている方の気持ちをカバーしてくださっています。不況の影響により企業の寄付が激減して大変苦しい運営の理解をお願いします。
県の回答
ここでは長期支援を約束できないが前向きに検討する。