12日13日と東京群馬に視察に行ってきました。
今回は
・海外に出ていく中小企業に対して行政に何ができるかの知恵をもらいに、海外に工業団地をつくっている商社さんへ
・土地開発公社という県の関係団体廃止の流れや静岡県土地開発公社廃止に向けての勉強に群馬県庁 へ
①住友商事海外工業団地部
住友商事さんはベトナム、フィリピン、インドネシアに工業団地をつくっています。
県が海外に工業団地やレンタル工場を持つことで企業さんを支援するよりも現地での長期的な人的サポートに効果があるのではとのご提案をいただきました。
また ・ベトナム北部は勤勉な方が多い ・日本の円借款と企業の海外進出は深い結びつきがある。 ・商社としては非常にリスクが高い事業だが会社として他の事業に波及することを期待。
「なるほど」というお話をいただきました。
②双日 海外開発建設部
双日さんはベトナム、インドネシアに工業団地をつくっています。
双日さんは現地工業団地において立地後のサポートに特に力をいれているとのことです。
先日のインドネシアで起きたストライキの時も収束に向けて全面でご尽力されたそうです。
双日さんからも団地をつくるのではなく、現地での人的サポート・日本の企業が海外へ視察に行く後押し・個々の企業で行きたい先が違うので補助金
などが効果的ではないかとのお話を伺いました。
・現地の工業団地でサポートするのは現地の優秀な人よりもやはり日本人がいいのでは ・団地へ誘致する企業はメディア、商工会、銀行さん経由 ・シンガポールは国策で国がどんどん工業団地を開発中
などのお話もいただきました。
2つの商社さんで感じたのはハード(建物等)よりもソフト(人的サポート)の必要性があるのではないかということです。
海外に企業が出ることに対して国内雇用が減るとの意見もありますが、事実海外で成功している企業の多くは国内でも雇用が増えています。
行政も支援するべきと改めて感じました。
③群馬県庁 管理課用地対策室
土地開発公社を廃止しても支障はないとのことです。
静岡県はこれからたくさん用地を買収するから静岡には必要としていますがこれからの予測を確認してどれほどの業務量があるのか調べないといけません。
※群馬県庁内レストランの石焼カレーは絶品でした。近年食べたカレーでナンバー1です。
視察のあと13日夜は名古屋にて道州制実現に向けての勉強会に出席でした。