10月16日(火)から18日(木)と岩手県宮城県の主に被災地に視察に行ってきました。
震災から約1年半ですが仮設住宅も点在し、まだまだ復興途中のため多くの支援が必要だと改めて感じました。
きっと被災した方々のことなど念頭にない人たちが被災地でないところに復興予算をまわすのでしょうか。
しかしお話を伺った自治体職員さんから伝わってくるのは前を向く姿勢です。
「また人でにぎわうところににしたい」との言葉は字だけ見ればありきたりかもしれませんが、日々前線で働いている方から聞くと心に響きました。
被災地復興の前へ前への住民の意思は、停滞している日本全体が見習うべきことかもしれません。
視察先
1、遠野かっぱ工事隊
・建設業界のイメージアップのために官民協働で結成。
・カッパをイメージしたヘルメット等をつけてイベントなどに参加。
・建設会社は復興需要の後を見越して人の採用はおさえている。
2、釜石港釜石漁港災害復旧工事
・工事担当の県沿岸広域振興局には静岡県の職員さんが6名期間は一年間で派遣されている(復興のため全力で働いています)
・派遣されている静岡県職員さんが、被災時他県からの応援受け入れ体制を入念に計画する必要性を指摘
・河口に設置の水門(川岸堤防と検討の結果災害減効果とコスト面で選択)は120億湾口堤防は1200億
・釜石は県内で一番復旧が進んでいる。
3、農地・農業用施設災害復旧工事
・地盤沈下と津波のダブルパンチのため、沈下を復旧のためかさ上げして、塩害とがれきが混ざってしまったため表土も全て入れ替える。
・視察先の陸前高田小友地区農地を守るための堤防も復旧。35億。
4、防災集団移転促進事業(岩沼市)
・被災した沿岸部から内陸部への集団移転が宮城県内で最も先行している地域
・221区画の大変大きな集団移転事業(6地区)
・被災時仮設入居は集落単位
・地元集落リーダーあって初めて移転の話がまとまった。
・移転先の農振解除等はワンストップで公表をもって許可。
5、仙台湾南部海岸堤防プロジェクト
・被災した仙台湾南部海岸堤防に整備中の「粘り強い構造」の堤防を視察
・堤防の中の土砂は7割被災がれき
・32キロで約900億の予定