6月定例議会他ご報告（8月2日閉会)

6月定例議会が地震・津波対策が多くを占める約54億の補正予算等を議決し8月2日に閉会となりました。
平成25年度は静岡県第4次地震被害想定に基づいた地震対策に重点を置いた活動ができるよう、防災や県の財政政策を担う静岡県議会総務委員会に所属いたしました。

静岡県第4次地震被害想定公表、浜松の堤防ができることによる湖西市への影響
6月27日に「第4次地震被害想定（第一次報告）」が公表されました。
秋の第二次報告では経済被害等が公表されます。
湖西市おいてのレベル２地震（東日本大震災クラス）想定は
①死者5000人 ②地域により震度７、震度６ ③白須賀海岸、新居海岸の5ｍの津波到達時間は23分後
等の大変厳しい想定が出ました。
死者をどのような対策で減らすのか、市と一緒に対策を練り上げます。
そして同時に対策計画である「地震・津波対策アクションプログラム2013」が策定されました。
今年度から平成34年度までの10年間計画です。湖西市においても
①施設高が不足している今切口から西へ1143メートルの堤防（現在６，２メートル）かさ上げ工事 ②白須賀海岸、新居海岸の耐震化と液状化対策工事 ③入出太田川の堤防かさ上げ工事
を予定しています。
また、浜松の堤防ができることによる湖西市への影響ですが正式に県から「被害が増えることはなく、湖西市にとっても減災効果があるとシュミレーションを行った結果判明した」との回答がありました。

県議会議員、県職員給与を削減
今年度緊急に対応が必要となる地震・津波対策に係る財源を確保するために平成25年9月1日から平成26年3月31日まで県議会議員10%　県職員平均5，4%の給与減額を決定いたしました。

７月議会総務委員会でのご報告
私たち県議会議員は、本会議の他に７つの常任委員会に分かれて議論します。
その場で私たち議員は、県職員の方々に質問や要望というかたちで、議員が求められている行政に対する監視・提案をしていきます。
私は、平成24年度において防災や県の財政政策を担う総務委員会において副委員長を仰せつかっています。
以下に、私の質問（抜粋）と県の回答を掲載いたします。

県職員時間外勤務の削減について
Q時間外勤務削減について県の財源不足が約400億の現在、行財政改革大綱に目標数値と期限を明記するべきと考えるがどうか？また、削減には管理職の取組みが重要になると思うが管理職への意識徹底はどの様に？
A次期大綱策定作業において検討する。管理職の取組みとして、各部にモデル課を設定し、個々の職員毎の月別縮減努力目標を設定する取り組みを始めている。
外郭団体整理について
Q外郭団体整理の状況はどうなっているか？
A行財政改革推進委員会において、外部の視点のもと取り組みを着実に進めている。成果としては３団体の解散のほかに県派遣職員の削減など。
市町と警察の情報連携について
Q各市町と県警において、災害時各警察署が入手した情報を市町の災害対策本部にあげていただくことが大変重要だと考えますが得た情報を全て市町の本部にあげるような仕組みと連携ができているのかどうか？
A現在仕組みとしてはないのでどのような方法があるのか探る。
災害時の仮設住宅について
Q仮設住宅の建設場所は事前に地域の了解を得ているのかどうか？
A事前に了解を得ていない市町があるので各市町に働きかけたい。