タイ・ミャンマー視察

　8月26日～31日の日程（移動で2日間）で田口議員と県職員さんとタイ（バンコク）・ミャンマー（ヤンゴン）視察に行ってまいりました。視察を受け入れて下さった各社の皆様と同行していただいた県職員さん、お話を聞かせて下さった企業駐在員の皆様、そしてガイドのウーさんに改めて感謝いたします。ミャンマーの方々は欲深くなく親切で貧しくても決して不幸な雰囲気がしません。また仏教国ということもあり会釈や身振りがとても日本人に近い印象です。私は英語がカタコトですが中心部の人はは英語が通じる方が多くて驚きでした。 　今現在ミャンマーは注目されていますがある社長さんがこうおっしゃっていました。「儲けようしてくると痛い目にあうのでミャンマーの人々の生活を豊かにしたい思いがある人がくればいい」私もそう思います。今後ミャンマーと関わりを持つ企業とミャンマーのみなさんの両方が幸せになれるよう微力ながら仕事がしたいときれいごとかもしれませんが強く感じました。

視察先は
①静岡県ビジネスサポートデスク
②BOI見学のみ（工業省傘下のタイ国内における投資振興のため組織された機関）のワンストップサービス事務所
③泰日工業大学訪問　　　　　　　　　　以上　バンコク
④ＪＥＴＲＯヤンゴン事務所
⑤在ミャンマー日本大使館
⑥スズキ・ミャンマー・モーター社
⑦ミンガラドン工業団地　マツオカコーポレーション（本社福山市、洋服製造）
⑧ライン工業団地　アドバン（本社大阪市、靴製造）
⑨ミャンマーストーリーメイキング（ビジネスサポート、不動産、日本語学校）　以上　ヤンゴン

①静岡県ビジネスサポートデスク（臼井秀利社長）
静岡県では本年度より中小企業海外展開を支援すべくタイ、インドネシア、ベトナムのコンサルタント会社と契約し各国に拠点を設けております。今回はタイの委託先でありますバンコク週報へ伺いました。バンコク週報は現地にて日本人向けの新聞発行やコンサルタント業務をしています。 　 　・BOI（工業省傘下のタイ国内における投資振興のため組織された機関）の手続き後の運用は大変手　　間がかかるのでお役に立てるとの事。 　・具体的な話に入って行かなければ料金が発生しないことなどを静岡側がもっと企業側にＰＲする必　　要あり。 　 ③泰日工業大学訪問　（クリサダー・ヴィサワティーラノン学長、ポーンアノン・ニヨムカ・ホリカワ.　　　　　　　　　　　副学長、水谷光一様、山本創造様）
泰日工業大学は日本のものづくりに基づいて自動車組み立て部品産業等に優秀な人材を輩出するために2007年に開学されました。工業系の知識はもとよりに日本語教育に力を入れています。静岡県では県内企業インターンシップの受け入れを行っており大変静岡県とは密接なおつきあいをしていただいています。
・日本企業からは日本語のレベルの向上を求められている。 ・県内大学等との一層の交流が、泰日工業大学にとっては日本の技術を得る目的等で、静岡県にとって　もタイ進出県内企業において優秀な学生に日本企業に勤めてもらう上で必要。
④ＪＥＴＲＯヤンゴン事務所
・数字として出ているＧＤＰよりは豊か。1000ドル以上でヤンゴンは3000ドル越えか。 ・識字率が92％と大変高く、公教育でも英語を学習しているので優秀 ・ワーカー工賃は月約1万円 ・70％は水力発電であり、供給が不安定。企業も半分くらいは自家発電にて発電か。
⑥スズキ・ミャンマー・モーター社（浅野圭一社長、斎藤和彦様、新野充様）
・小型トラックを従業員77名で生産 ・部品はほぼ輸入 ・建屋は4,011㎡ ・排水規制はないが排水対策は万全
⑦ミンガラドン工業団地　マツオカコーポレーション（崎谷俊一社長） ⑧ライン工業団地　アドバン（中田孝治社長、畑中正輝様）
・ストライキは今後も起こる ・法整備や税制がまだまだ未確定 ・総経費の15パーセント電力 ・ミャンマー人は大変勤勉 ・ヤンゴン中心部のサービスアパートやビルなどは東京よりも高い